2013年9月15日日曜日

音源やエフェクトを簡単操作!!Logic Pro X のSmart Control

Logic Pro X の新機能の中で、今回はSmart Control という機能をご紹介しようと思います!!

ただ、このSmart Control についても色んなブログで扱い方などが記されており、わざわざ僕のブログで書くこともないかな?と思っているので、今回もまたサラ〜っと僕なりに気になった点を流しながら書く事にしますね。



ひとつの画面で音を操作するSmart Control


このSmart Control はトラックに挿している音源やプラグインなどのパラメータをSmart Control パネル上で一括で操作してしまおうというコンセプトです。




上記のようにトラックに挿さっているEQ、コンプ、コーラスの主要なパラメータをSmart Control パネルに登録しておくことで、1画面で操作して調整することが出来るという訳ですね。

このおかげで、プラグインの窓をいちいち立ち上げて調整したり、いったりきたりするということが少なくなるので、とても音楽的に音を調整出来ます。


このSmart Control にはパネルのプリセットみたいなのがあって、これを選ぶ事で背景のパネルやつまみの配置などが代わります。




これだとどれを選べば良いのか?迷うことになりますが、デフォルトで「Automatic Smart Controls」が選択されていて、その結果、そのトラックに最適なSmart Control パネルが選ばれ、パラメータがアサインされます。


ただ、自動的にアサインされるパラメータはLogic 側が重要だろうと勝手に決めたパラメータなので、自分の割り当てて欲しいものとは違うパラメータが割り当てられている・・・なんてことも起きます。

その際は、手動でアサインされているパラメータを変えましょう。




Smart Control パネル上で割り当てを変えたいつまみをクリックし、インスペクタルボタンをクリックすることで詳細設定を表示させ、「パラメータマッピング」から割り当てたいエフェクトなどのパラメータを設定します。

もしくは、登録ボタンを押し、プラグインの画面上で割り当てたいパラメータをクリックすることでも設定可能です。(こっちの方が簡単かな?)




基本的に、自動的に割り当てられるパラメータを使用し、変えたい箇所があったら手動で変えるというのがいいように思います。


他社のプラグインも自動マッピング!!


で、今回一番驚いたのが、他社のプラグインエフェクトに関してもLogic が自動で認識してSmart Control 上にマッピングしてくれるということだ!!




上記はボーカルトラックにRenaissance コンプとEQ を挿した状態でSmart Control を開いた画面ですが、上記のように他社製のプラグインもマッピングしてくれます。

Logic の機能なので、Smart Control で自動マッピングしてくれるパラメータはLogic 付属のエフェクトなどに限られるのかな?なんて思ってたんですが、そういう訳ではないようですね!!


ただ、パラメータの多いプラグインになると自動マッピングの精度が悪くなるので、最適なパラメータにアサインし直すことになります。。。


オートメーションを書けるパラメータじゃないとアサイン出来ないようだ


上記で他社プラグインについてSmart Control でアサイン出来ますよと書きましたが、そのままではアサイン出来ないパラメータも存在するようです。

使っていて思ったのは、どうもオートメーションで制御出来るパラメータのみ、Smart Control でアサイン出来るような感じでした。




上記は我らのIK Multimedia AmpliTube 3 をトラックに挿した際のSmart Control パネルなんですが、AmpliTube 3 は認識してくれてるけど、パラメータが「PARAM」とか出ている訳です。

この「PARAM」っていうのはAmpliTube 3 内の設定画面でDAW ホスト上で扱うオートメーションのパラメータをアサインする入れ子みたいなものです。




上記のように、AmpliTube 3 内でDAW 上でオートメーションを扱いたいパラメータを設定する訳ですが、つまり、これはオートメーションで制御出来るパラメータのみSmart Control で扱えるということなんじゃないか?と思っております。


他の例で上げると、Spectrasonics Omnisphere の場合、そのままでは各チャンネルのレベルしか制御出来ないので、Smart Control でもそれらしか選べません。

ですので、Omnisphere でオートメーションを使えるようにパラメータを設定した後、Smart Control で選ぶ事出来るようになります。




他社製音源の意図したパラメータがアサイン出来ない場合は、オートメーションで使えるように設定した後、Smart Control でアサインしてみてくださいね^^


Trilian のMAIN 画面のような利便性


Smart Control を触る前からもずっと思っていたんですが、これは「Spectrasonics Trilian のMAIN 画面をLogic に持ち込んだような利便性だな」と感じました。




ひとつの画面で主要なパラメータを操作して音を作るという、それをLogic Pro X で取り入れたということですね。


ただ、Trilian ではノブの配置などのカスタマイズ性が高いですが、Logic ではSmart Control パネルはテンプレートのような存在で変更する事が出来ず、カスタマイズ性は極めて低いです。

それでも、そのトラックの主要なパラメータをアサインして音の調整をしやすくするというのは、とても音楽的な気がしています。(それをアサインするのが若干面倒だが苦笑)


もちろん、Trilian のMAIN 画面のように、簡単にSmart Control 上のパラメータをMIDI キーボードのつまみなどにアサイン出来ますよん。

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