2013年11月23日土曜日

より良いコンテンツにするために 【読んだ】お金が教えてくれること 家入一真(著)

先日、家入一真さんの書籍「お金が教えてくれること」から僕の気になった箇所をピックアップして自分の考えと共に紹介したんですが、まだまだ語り尽くせていない内容があります。



どん底からのDTM生活 ~リターンズ~: 人の心を揺さぶれ!【読んだ】お金が教えてくれること 家入一真(著)
家入一真さんの書籍「お金が教えてくれること」から ...







この書籍は何度読んでも新たな発見があり、音楽や僕がやりたいと思っているバンドなどに応用できそうな考え方がたくさん書かれています。

今日はその中から、より良いコンテンツにするにはどうしたらいいのか?といった視点で考えてみたいと思います。






自分の価値観を持てるかどうか


この書籍の中で語られていることなんですが、自己表現というのは突き詰めて言うと「僕、こういうの作ってみました!みんな聞いてみてくれ!!」という初期初動が始まりであると。

確かに僕の場合、「僕はこういうの好きなんですよ!!」から始まって、「こういう曲作っちゃいました。どうっすか?この曲、どうっすか??」となるんだけど、人それぞれ絶対コダワリがあると思うんですよね。


そのコダワリを曲を聴いている隣で口に出して説明しだすと強烈にカッコ悪いんだけど、でも、そのコダワリの部分ってとても大事にしたいと常々感じています。


僕のコダワリは「耳に残りやすい歌メロ」で、まぁそれが出来ているか出来ていないかの問題はあるけれど、 そのコダワリこそ自分の色な気がしてて。


世の中にあわせたり、他人にあわせたり、お客さんの顔色をうかがって小さくまとまるよりは、自分がやりたいことを思い切りぶつけてしまえばいい。 P149


「自分っぽい」って言葉あるじゃないですか?

以前は「自分っぽい」っていうのは引き出しの少なさのように感じていて、なんだかそれを聞くと居心地の悪い気がしてたんだけど、 今は「そうなんです。これが僕なんです。」と、その言葉を言われた方がなんだか嬉しいんですよね。自分の分身、自分にしか作れないモノという感じがして。

それ自体が自分が曲を作る理由になってくるのかなって。


そこら辺の話は先週の記事でもチラッと書いたけど、ありのままの自分を出してるんだから「自分っぽい」のは当たり前というのもあるかもしれませんね^^


それを「僕がやる」理由


曲については上記のことがココにつながってくるんですけど、このブログに関しても僕がやる必要性って何かな?って考えたことあるんですよ。

ちょっと端折るけど、何度も言っているように最初は「ネットに情報を提供する」という意義でやってて。でも、「僕がブログをやる必要性は何?」って考えたら、それはこのブログを見てまた音楽をやろうと思い立ってくれる人が出てきて欲しいし、きっとそれは僕のようにバンドをクビになって音楽を一時的に辞めた人しか出来ないような気がして。


いや、そういう人はたくさんいると思うんだけど、実際ブログに書いている人はあまりいないと思う。



Journey To The Stars








何回か紹介しているJourney To The Starsトモキさんは、実は僕のブログのお問い合わせから直接「どん底ブログに影響を受けてDTMでの活動を始めました」とメール頂いて(その前にブログにコメント頂いてたけど)、今や僕よりも早くバンドを始動させてしまっているんだけど、こういうの見ると「ブログを書いてた意味があったな」って。

他にも「音楽離れてたんだけどまた始めました」という内容のメールを頂いたりして、僕がブログを書く必要性、意味ってこの点だなって思うわけです。


その人がやる必要性が薄いものは、他の人がやってもいいわけだよね。結局、そんなの真似されたら終わり。
(中略)
なぜ自分がそれをやる必要があったのか、 なぜ自分がそれをやる意味があるのかっていうものを僕は大事にしたい。 P151


自分語りが多すぎるとキモがられるのでこの辺にして笑。


ただ、こういうことを実践していると、そこから自分のストーリーが出来上がってくると思います。


ストーリーを売る


これからの時代、お金さえ払えば何でもモノは手に入る時代が終わって、それだけじゃおもしろいものは手に入らない時代がやってきている。どういったものにお金を払うか、何が価値を持つのか、という過度期だ。僕は体験や経験にシフトしていくと思っている。
(中略)
これからはものができる過程とか、バックボーンに何があるか。そのストーリーを含めて新しい価値になるのかなって。


上記で述べたような「自分の価値観」や「自分がそれをやる理由」など、それらを自分の言葉で語ることでストーリーが出来てくるということです。そして、これからはそのストーリーにより多くの人が惹きつけられる、そんな時代がやってきている。

クラウドファンディングはその典型で、自分でやりたいこと、何故それをやりたいのかなどを説明して、パトロンを募る。まぁパトロンって言うけど、実際はそのストーリーに惹かれて出資する訳だから「ファン」みたいなものですよね。



CAMPFIRE(キャンプファイヤー)- クラウドファンディング








自分のストーリーが見える形で実行する


上記までのことは書籍に書いてあるんだけど、実際に「ストーリーが見える形で活動するにはどうやったらいいのか?」という肝心な事が書かれていない笑。

まぁ、音楽に特化した書籍ではないからしょうがないんだけど^^


なので、この部分は自分で考えないといけないんだけど、どうやったらいいんですかね?(忍法・逆質問)


でも、大切なことは自分の言葉を語るということだから、例えばバンドだったらコンセプトというか、「このバンドで何がしたいの?」とか、もっというと普段は見せないようなバンドの裏側とかが垣間見えるようにしたいなぁとは思っています。


あと、バンドの足跡が見えるようにしたい。


クソなライブであってもどんどんYouTube にアップしてしまって、1年、2年経ってから過去のライブを参照出来たり、過去のログを遡って閲覧できる状態にしたいです。

最初はもちろん上手くいかない黒歴史のようなことになるだろうけど、その黒歴史を余すことなく公開しているバンドはあまりいないような気がするから笑。


「ストーリーを売る」と「自分を売る」とは意味合いが違うと感じてて、「自分を売る」っていうのは何かこう自分を良く見せようという願望が大きいような気がするんだけど、「ストーリーを売る」ってもっと等身大なんじゃないかな?と思ってる。

僕のようなペーペーは技術では太刀打ち出来ないので、等身大で「ストーリーを売っていく」というのが一番良いのかな?と。


と言っても、まだバンドメンバーの募集すらかけてないんだけど・・・






鋭意制作中のメンバー募集は今月中には掲載するぞ!!


世間には「とりあえず作りました」という作品が溢れている。 P163


ネットという広大な世界では毎日のようにモノが作り出されているので、ほかっておくと数日でホコリが被ってしまう状態になってしまう。それだけ消費が早いと思っているんだけど、それにストーリーを絡ませることで、「とりあえず作りました」から脱却出来るかな、と思う。


僕のコンセプトは「人の心をざわざわさせるもの」。 P157


そういったストーリーを伴ったコンテンツに人の心が揺れ動いて惹きつけられるのかな?と思いました。

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